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【12種類】石粉粘土を徹底比較!特徴とおすすめポイントを解説します

こんにちは、瑞岡です。

みなさんは石粉粘土って使ったことありますか?

主に人形やフィギュア、ジオラマ等のハンドメイド材料として使われることが多いのですが、結構種類が多いんですよね。

個人的に石粉粘土をよく使っていたのですが、粘土によってかなり用途や使用感にばらつきがあったので、ここにまとめておきたいと思います。

それでは、いってみましょう!

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石粉粘土とは?

その名の通り、石の粉を原料とした粘土です。

紙粘土に似ていますが紙粘土よりも硬くて崩れにくく、やすると陶器のようにサラサラとした感触になります。

軽いスポンジのような感触の「軽量粘土」と混ざった「軽量石粉粘土」という石粉粘土もあるんですよ。

また乾燥後に新しく粘土を盛り付けて形を作ることが出来るので、じっくり造形を楽しむことが出来ます。

使用感については柔らかいタイプと硬いタイプの2つがありますが、どちらも手芸店等で500円程で売ってます。

どんな種類があるのか?

ラドール

タイプ 石粉
メーカー パジコ
内容量(g) 500
感触 ねちょねちょ
大きさ 大きい
重さ 重い
におい 無臭

人形制作などでかなりメジャーな柔らかいタイプの石粉粘土です。

乾く前は粘りのある食パンのような使用感で、乾燥後は少し粉っぽい感じです。

盛りやすく水にも適度に溶けるので扱いやすかったです。

やすり後はサラサラとしたツヤが出て、乾くとザクザクと楽に削ることが出来ます。

柔らかい使用感と削りの割にやすり後のツヤが綺麗に出るので使いやすかったです。

プルミエ

タイプ 軽量石粉
メーカー パジコ
内容量(g) 300
感触 ふにふに
大きさ 大きい
重さ 軽い
におい 無臭

こちらもよく人形制作等に使われる、メジャーな柔らかいタイプの石粉粘土です。

乾く前は白いマシュマロのような使用感で、乾燥後は少しカサつく感じです。

盛りやすいですが少量の水でどんどん溶けていくので、水は少なめに混ぜると良いです。

やすり後はサラサラとしていますがツヤは出ず、乾くとサクサクと楽に削ることが出来ます。

軽量石粉粘土なので密度は低く、大きめの作品を軽くする為にラドールと混ぜて使う人も多いです。

ラドールプレミックス

タイプ 石粉
メーカー パジコ
内容量(g) 500
感触 もにもに
大きさ 大きい
重さ 普通
におい 無臭

ラドールとプルミエが混ざった柔らかいタイプの石粉粘土です。

乾く前はマーガリンのような使用感で、乾燥後はプルミエに似た感じです。

盛りやすいですが段になりやすいので、表面処理はしっかりした方が良いです。

やすり後はサラサラとしていて少しツヤがあり、乾くとサクーッと楽に削ることが出来ます。

私が初めて使った石粉粘土なのですが、ラドールとプルミエの特性を感じられる、良い使い心地の粘土でした。

クラフティ

タイプ 石粉
メーカー パジコ
内容量(g) 350
感触 結構重い
大きさ 小さめ
重さ 重い
におい かすかな酸っぱさ

パジコ製の硬いタイプの石粉粘土です。

乾く前は餅のような使用感で、乾燥後はかさついたゴムのようになります。

盛りづらく水にも溶けにくいですが押せば徐々に食いついてくれます。

やすり後はプラスチックのようなツヤが出て、乾くとザク、ザクッと削ることが出来ます。

手が汚れない割に感触も良く削りやすかったのですが、最近あまり見かけなくなってきた気がします。

アーチスタフォルモ

タイプ 石粉
メーカー パジコ
内容量(g) 500
感触 もそもそ
大きさ 大きい
重さ 重い
におい まぁ無臭

ラドールを荒くしたような柔らかいタイプの石粉粘土です。

乾く前は硬い全粒粉のパンのような使用感で、乾燥後はカサカサとして粉っぽい感じです。

まぁまぁ盛りやすく水をつけると少しねとつきます。

やすり後はサラサラとしていて少しツヤがあり、乾くとザクザクと楽に削ることが出来ます。

粘土全体にボフボフするような感触がありひび割れやすいような気がしましたが、石のざらざら感を表現したい場合はかなりいい感じです。

プチフォルモ

タイプ 石粉
メーカー パジコ
内容量(g) 500
感触 むにゅむにゅ
大きさ 大きい
重さ 重い
におい 無臭

ラドールとアーチスタフォルモを混ぜたような柔らかいタイプの石粉粘土です。

乾く前は少し硬い全粒粉のパンのような使用感で、乾燥後はザラザラとして粉っぽい感じです。

まぁまぁ盛りやすく水をつけると少しねとつきます。

やすり後はサラサラとしていて少しツヤがあり、乾くとザクザクと楽に削ることが出来ます。

アーチスタフォルモ同様に硬めの使用感とボフボフする感触がありましたが、こちらの方がきめは細かいです。

ニューファンド

タイプ 石粉
メーカー アートクレイ→ボークス
内容量(g) 400
感触 ぐにゅぐにゅ
大きさ 普通
重さ 普通
におい かすかな酸っぱさ

フィギュア作成の定番になった硬いタイプの石粉粘土です。

乾く前はガムのような使用感で、乾燥後はほんの少しごわつく感じです。

盛りにくいですが水をつけるとねばねばして定着力が良くなります。

やすり後はプラスチックのようなツヤが出ますが、乾くとグググググッという感じで削りにやや力が必要です。

製造元解散で騒然となった石粉粘土の定番ですが、使用感も乾燥後もとにかく硬いので指の力が無いうちは苦戦するかもしれません。

ファンド

タイプ 石粉
メーカー アートクレイ→ボークス
内容量(g) 400
感触 ぐにぐに
大きさ 普通
重さ 重い
におい かすかな酸っぱさ

ファンドが少し柔らかくなった硬いタイプの石粉粘土です。

乾く前は柔らかいファンドのような使用感で、乾燥後はつるつるした感じです。

やや盛りにくく水に溶けやすいので、ぬるぬるしない程度に水を少なくすると良いです。

やすり後はプラスチックのようなツヤが出て、乾くとグググッという感じで削れます。

使用感も乾燥後も硬めのファンドですが、こちらは柔らかくツヤも出やすいので指の力がない時によく使っていました。

フィギュア等細かい造形をしたい方におすすめです。

ファンドソフト

タイプ 石粉
メーカー アートクレイ→ボークス
内容量(g) 400
感触 ぐにぐに
大きさ 大きめ
重さ 重い
におい ログハウス

フィギュア作成の定番の硬いタイプの石粉粘土です。

乾く前は弾力のあるゴムのような使用感で、乾燥後は微妙にかさつく感じです。

やや盛りにくいですが水をつけるとねばねばして定着力が良くなります。

やすり後はプラスチックのようなツヤが出て、乾くとググッグッという感じで削りにやや力が必要です。

ニューファンドよりも細部の強度は劣りますが、粘土同士の食いつきや削りやすさはファンドの方がやりやすかったです。

メルファンド

タイプ 軽量
メーカー アートクレイ→ボークス
内容量(g) 240
感触 むにゅむにゅ
大きさ 普通
重さ 普通
におい ワラ臭い

軽量粘土寄りの柔らかいタイプの石粉粘土です。

乾く前は弾力のあるマシュマロのような使用感で、乾燥後は硬いフェルトのような感じです。

それなりに盛りやすく水をつけるとぬめります。

やすり後はサラサラとしたツヤが出て、乾くとグッグッと削ることが出来ます。

軽量粘土の使い心地なのに乾燥後にツヤが出て弾力もある、かなり変わった軽量石粉粘土だと思います。

マイネッタ

タイプ 石粉
メーカー 日清アソシエイツ
内容量(g) 350
感触 ぐぐぐぐぐぐ
大きさ 小さめ
重さ 普通
におい 甘いボンド

編める粘土として販売されている硬いタイプの石粉粘土です。

乾く前は硬いガムのような使用感で、乾燥後はほんの少しパサつく感じです。

盛りにくいですが水をつけてしばらくするとねばねばして定着力が良くなります。

やすり後はプラスチックのようなツヤが出ますが、乾くとググッという感じで削りにやや力が必要です。

仕上がりは綺麗なのですがコシがかなり強く乾きづらい為、少しづつ盛って造形していくと良いかなと思います。

マイネッタドール

タイプ 石粉
メーカー 日清アソシエイツ
内容量(g) 400
感触 ぶにぶに
大きさ 大きい
重さ 普通
におい 甘いボンド

人形用の粘土として販売されていた硬いタイプ?の石粉粘土です。

乾く前は柔らかいガムのような使用感で、乾燥後は少し粉っぽくてサラサラする感じです。

盛りやすく水につけるとぬるぬるします。

やすり後はプラスチックのようなツヤが出て、乾くとグッグッという感じで削れます。

柔らかさの割に乾燥後は硬い粘土並みの強度や弾力がありましたが、最近見かけなくなってきた気がします。

おすすめポイント

こんな人におすすめ!

  • 球体関節人形等、大きめの物を作りたい→ラドール、プレミックス
  • 軽さを重視した作品を作りたい→プルミエ
  • フィギュア等、小さめの物を作りたい→ニューファンド、ファンド、ファンドソフト
  • ジオラマや石造彫刻を作りたい→アーチスタフォルモ、プチフォルモ
  • かごや葉っぱ、花びらを作りたい→マイネッタ
  • フェルトのような質感が欲しい→メルファンド

石粉粘土選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです!

それでは、さようなら。



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