NATOベルトとは?
1本のベルトに金具と穴がついたタイプのベルトです。
通常だと尾錠と呼ばれる金具側と穴が開いている側の2つがセットになっていて「バネ棒」と呼ばれる棒に取り付けます。
NATOベルトだとバネ棒にベルトを通すだけなので、楽に変えることが出来るんです。
今回はそんな「NATOベルトの変え方」を、画像を交えて紹介したいと思います!
普通のベルトとどう違うの?
通常はケースについているバネ棒を「バネ棒外し」という専用の工具で外し、ベルトの端を通して再び取り付けます。
これが慣れるまでは難しく、時計を傷つけたりバネ棒を紛失したりと結構リスキーな作業なんです。
こういう時、工具でバネ棒を外さなくて良いため、手軽で安全に変えられることで人気のベルトなんですよ。
着け方の手順
ということで、高級腕時計にシンプルなNATOベルトを合わせてみました。
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1ケースからベルトを外す
「バネ棒外し」を使いラグについているバネ棒を外します。
ラグの外側からバネ棒が見えている場合は、ケースのリューズを上にした状態から「I」の形をした方で下に押し込みます。
見えない場合は「Y」の形をした方でラグとベルトの間のバネ棒を下に押し込んで外します。
結構力がいるので怖い方はベルト交換を受け付けている場所へ行くと良いですよ。
ビッグカメラや時計修理店などで500円~1000円程で対応してくれます。
ベルトを外したらバネ棒をケースに戻し、このような状態にしましょう。
バネ棒は紛失しやすいので予備があると安心ですよ!
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2NATOベルトの長い方と短い方を分ける
ベルトの前側に長い方、後ろ側に短い方があり、届いた時に両方が留め具に束ねられていることが多いです。
このように留め具から長い方のベルトを外してください。
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3ケースの裏側に長い方を通す
ケースが前になるようにこの辺りまでベルトを通してください。
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4長い方を留め具に通す
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5通常のベルトと同じように着ける
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6余ったベルトを内側に折り込む
これで完成です!
映画「007」にて一躍有名に!
NATOベルトは「北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty Organization)」と呼ばれる軍事同盟の為に作られたベルトで、管理用のコード番号(NATO Stocking Number)が名前の由来となっています。
1964年、映画の中でジェームズ・ボンドがロレックスのサブマリーナにNATOストラップを着けていたことから一躍有名になりました。
それから手軽でカジュアルなデザインが人気になり、男女問わず幅広い層に支持されるようになりました。
やっぱりNATOベルトがおすすめ!
素材はナイロンが多くシャリシャリとした質感なので、敏感肌等で刺激が気になる方は革や綿のNATOベルトをおすすめします。
ストライプやミリタリーなど多くのデザインがあるので、是非自分に合うベルトを探してみてくださいね!
ベルトがケースとバネ棒の間に通らなかった場合は以下の記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。(綿100%NATOのレビューも載せています!)
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【スッと通らないタイプ】NATOベルトの着け方(綿100%)
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